医師のゲーム制作カルテ

ゲームを作るお医者さん、なまりのブログです。

個人開発者がアプリを出すまでに越えるべきハードルが多すぎるって話

※これは後続の開発者が参考にするための記事ではありません。悲鳴です。参考にしてもいいですが…

 

 

 

こんにちは、ポリリリリズムを開発しているナマリカルテ代表のなまりです。代表といってもナマリカルテには俺しかいませんが…。ポリリリリズムがバズってちゃんとアプリ化、Steamゲーム化するぞ!となったときのハードルがあまりに多くて、笑えてきたので軽い気持ちで記事にします。

 

えーっとですね…

やること多すぎだろ!!!!!!!!!!!

 

 

モバイル対応という壁

そもそもパソコン用のゲームを作っていた場合、スマホ用に操作やグラフィックを適正化しなければなりません。パソコン用のゲームを作るときに考えることは普通1つ(語弊)ですが、モバイルというのは1つではありません。

 

AndroidiPhoneで2つ?

 

いや…

 

iPhone 6sとiPhone 12とiPhone14ProとiPad ProとiPad AirとPixel 8 ProとXperia 10VとAQUOS R8と…

なんかいっぱいだァーーーー!!!!!!!!!!!!!

 

この世の中にはとんでもない数のスマホの種類があり、それぞれが別の解像度のディスプレイを持っています。

 

開発者目線これはもうマジで最悪です。そもそもテスト環境を揃えることは不可能に近いです。俺自身はiPhoneAndroidiPadを1つずつ持っている(ゲーム開発用に買った)ので最低限のテストはできますが、こんなんハードル以外の何物でもないです。このスマホ群雄割拠時代において、個人開発者はマルチモバイル対応のグラフィックを意識しなくてはなりません。

 

Androidには戻るボタンがある!?

 

超横長の折りたたみスマホがある!?

 

画面端にカメラに隠れるディスプレイ部分がある?

 

知るか~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

本当にスマホは数が多すぎます。

 

Unityはこれを最初から意識してCanvas Scalerとかを用意しています。愛してるよ❤…まあポリリリリズムはWorldSpaceでUI配置してるので俺は使えないが…

 

あと、タップやらスワイプやらピンチやらに関して、UnityではPC版と操作を制御する関数が異なっています。別口で対応する必要があります。

 

iOSアプリの闇

UnityからiOSアプリをビルドするためにはMacが必要です。

 

え、Mac

 

はい、Macを買ってください。

 

うわァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

なんとWindowsという開発環境ではiOSアプリはビルドできません!厳密にはなんか高度なことをすればできるらしいですが、対応ガチ勢以外は普通に買った方がましです!

 

普段Windowsで開発しているので、わざわざGithubと連携して、ビルド直前にプロジェクトをMacに移してからビルドをしてます。面倒くさい!!!!!

 

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アプリ公開時に、会社の名前か本名が必要です。

俺は会社を持っていないので本名を載せています。

昔のインターネットオタクなので個人情報なんて載せたくないよ(´·ω·`)

 

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App Storeでアプリのストア画面には解像度別のスクリーンショットが3種類必須です。ローカライズするなら更に倍!

 

やだー!!!!!

 

 

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あとApp Storeに普通に毎年1万円強持ってかれます。これはまあやむなしか…

Androidアプリの闇

Appleと違い、ライセンス料は買い切りです。また、WindowsでもMacでもビルドできます。やさし~

 

ただ、公開する前に20人のクローズテスターを用意して、14日の間アプリを入れ続けてもらう必要があります。

 

20人!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?

 

インディーゲーム開発者にとってこれはかなりのハードルなのではないでしょうか。

 

ポリリリリズムは偶然バズってなんとかなったんですが、俺の感覚だとかなり厳しいです。どうやら開発者同士の互助会みたいなのが世にはあるようなので頼ってみるのもいいかもしれません。

 

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課金システムを作るにはユーザーに住所を公開する必要があります。

あの…住所も本名もバレちゃうんですが…(´·ω·`)

いやなら起業するしかありません。多分。

 

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噂程度ですが、結構ルールが変わり、対応できないアプリは振り落とされるという現象を色んな開発者のフォロワーから確認しています。要体力。

Steamの闇

Steamはまだちゃんと公開してないので確信は持てませんが、結構インディーゲームクリエイターに優しいのでは!?

 

Steam用に実績やセーブを作ることは推奨されていますが、それすら任意ですし…

 

強いていうならめちゃくちゃ用意する画像が多いです。必須な解像度違いの画像が10種類くらい求められます。ローカライズもするならそれぞれ×10必要。ぎゃっっ!!!!!!!

 

Boothという光

個人的な感覚だとダントツでハードルが低いです。上3つとはそもそも比べるものではないかもしれない。趣味でやってるならまずBoothかも…

 

まとめ

そうはいっても、やるしかないぜ!!!!!!!!!!

一緒に頑張ろうぜ!!!!!!!!!!!!!!

 

ちなみに、こういったストアに関してはだいたい即日反映はされず、審査に何日か、あるいは何週間かかかるので、一旦Todoリストの上の方に置いて、早め早めに行動することをおすすめします。